平等

今日も新しい朝が来る

それは生きる物全てに平等にやって来る始まりの朝

まばゆい光と共に空を照らす

それは、始まりの光

嫌な事があっても良い事があっても必ずやって来る新しい一日

誰かの一日が始まれば誰かの一日が終わる

不平不満だらけの世の中

気が付けば平等と言う言葉がただの思わせぶりの肩書でしかない人間の世界

悲しい思いと穢れが寄り添う暗闇

懸命になって生きる者に絶望を敢えて与える目に見えない圧力

生きる事さえ地獄と思う逃げ場のない彷徨う心と儚さ

それでも新しい朝はやってくる

生きる全ての生物に出し惜しみなく温かな光を照らす

本当の平等

誰かが明日も生きたいと思いながら息絶えた昨日

生きていたくないと思いながら迎えた明日

形や重さが違えどやってくる新しい朝

日は昇りやがて沈む

滅ぶ事がない限り、とわ「永遠」に続き

どんな生き物にも平等に与えられる本当の平等

忘れてはいけない

なんでも当たり前にやって来る事が

当たり前ではなくなる事を

きっと

人間が失った

一番失ってはいけない心

平等と言う意味、言葉

どんなに時代が変わろうと新しい朝はやってくる

誰にもやってくる新しい光と共に