思い出～記憶～

桜が咲く頃、それは出会いと別れの時期そして季節でもあります

私は久々に卒業した小学校の近くを通りました。私がいた時の古い校舎のまま変わっていません
あれからどれくらいの時間が過ぎ去っていったのかと懐かしく思いふけていました

まだ６歳だったあの時。

自分の体にふぜりあいな大きさのランドセルを背中にしょって新しい生活が始まった
みんな知らない人ばかりで不安もありました「友達１００人できるかな？」

皆さんは友達１００人できたでしょうか？
実際、この時期にできた友人と交友関係を今でも持てる人は中々いない感じもしてしまいます

そして一人で家に帰る下校。今考えれば僅か１０分位までの家の家路を２０分以上かけて帰ったり迷ったりした事も今となれば懐かしい程の思い出です

覚える事が沢山あった勉強。テストで１００点取れた時の嬉しさとあまり良い点が取れなかった時は机の中になんでも隠した事も何度もありました

友達ができて勉強もせずに毎日外で暗くなるまで遊んだあの時

未来への不安など何も考えず難しい事も何も解らなかったあの時は今考えれば一番楽しい時期だったと思う程

気になる女の子がいても上手く言葉にできなくてイタズラなどして気を引こうとしたり、テストでひたすらカンニングしたりした事がばれて先生に何度も怒られたり、ケンカも何回もしました

結構問題児だった気がします(笑)

時間が経ち下級生から上級生になり机の中は更に色々な物が詰まった宝箱状態
給食ででたパンなど食べ忘れていてカビパンになっていたり、親に見せる事の出来ないテストから
隠しもっていたマンガ本など一通り何でも入っていた机

他の誰も知らない事も沢山詰まっていた机。「思い出の机」

卒業間近になると片付けして綺麗になった机の中は何も入っていない綺麗な状態
少し切ない感じがした事は今でも覚えています

沢山の思い出も詰めてあった机の中は何も入っていません
そしてあと僅かで学校を卒業してここからいなくなると思うと少し悲しくも思えました

桜咲く時期に卒業

あの時に机の中に入っていた思い出をどれくらい持ち帰った事ができたのか自分にも問う事があります

形がない物ではありますがきっと沢山の「夢」が入っていたはずです

大人になれば忘れてしまう夢。思い出。皆さんはどれくらい持ち帰る事ができたでしょうか？