人に必要な資格

いつからか良く思う事があります。どんな事にも資格や学歴は本当に必要なのかと言う事です。就職に対し有利になる事は間違いなく最高の武器になります。ですがその看板にあぐらをかき「頭でっかち」になる人も多いと良く聞きます。私事ではありますが、資格も学歴も殆ど持ち合わせていない人間です。ですが昔働いていた会社（小さな会社ではありましたが）社長代理として頑張っていました。特に専門分野のスキルもなく高学歴でもない私でも「頑張る」と言う気持ちさえあればちゃんとした評価もされます。しかし、いつからか資格→学歴→見た目のようなハードルの高さを企業は望むようになったのかと思います。履歴書一枚でその人間の今までの生い立ちが全部解るわけではなく、要は資格と高学歴を重視しているようにしか感じとれません。専門的な職種を目指している方にはかなり高いスキルを求められたりもしますが、それ相応の努力あって認められているのではないでしょうか。ある役員から聞いた残念な言葉ですが「資格さえ持っていれば寝ていても構わない」「資格があれば仕事もしなくていい」と普通にサラッと言った人もいました。「役員なんてこんなもんだよ。会議とか言っておいてどこかで時間潰したり、高い食費とかは経費にまわしたり、要は自分がどれだけ楽して良い思いできるかを考えるのが仕事みたいなもんだよ」と笑いながらこんな事を私に言っていた事は今でも覚えています。余りにも腹黒く同じ人間である事に嫌気がさし、人間辞めたくもなりました。ですが全てそういった人ばかりではないのも事実。沢山苦労して人の痛みが解り大きくなった人も沢山います。資格や学歴も勿論大切ですが、人を動かす事が出来る人間性が私は何よりも大切なのではないかと思っています。人間としての魅力がステータスになり人が人を呼ぶのではないでしょうか。人に必要な資格＝人間性