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テノーミン錠

命の繋がり [小さな命]

当ブログを読んで頂きありがとうございます。今回は私の体験した出来事の中でも近年の中で最も印象が強い出来事をお話ししたいと思います。それは今年のまだ寒い時期です。
私が住んでいる家の斜め前に住んでいる家族のチビッ子が家に来ました。それも、あたふたとしている様子です。事情を聞くと、おとといから弱っている猫が近くの野原で鳴いていると言う事です。
私は直ぐにその場所を教えてもらい一緒に見に行きました。いました。小さいか細い声で鳴いています。段ボールの近くに横たわっています。多分チビッ子達が用意したものだと直ぐにわかりました。その前の日は雨が降りまだ寒い2月です。余計に寒さが増しています。「こんなに寒い場所で・・・」私はその弱っている猫を見ると涙が自然とでてきました。片足が骨折しているのか、足が動きません。いてもたってもいられなくなりお世話になっている隣町の行きつけのペット病院に直ぐに連れていく事にしました。車の中でエサをあげても食べません。体は震えていて衰弱しているようです。
一緒にについてきたチビッ子達も不安な顔をしています。この時は信号に一つも捕まらずに思った以上早く着きました。あらかじめ電話をしておいたので直ぐに診察になります。

「お兄ちゃん大丈夫だよね?猫ちゃんよくなるよね?」
不安な顔しながら私に問ます。「大丈夫だ。必ずよくなる」言葉は少なく私は答えます。しばらくすると先生に呼ばれ話を聞くことに。結果は言葉の出ない結果でした。
「エイズ」と「糖尿病」です。私は無言になってしまいました。メス猫で年は大体10歳は超えていて、足が動かないのは何か強い衝撃かぶつかった時に起きた打撲と言われました。レントゲン写真を見ると骨は折れていません。ご飯も食べないの衰弱してかなり弱っている事が原因らしいです。
糖尿病とエイズは治らないらしく治療したら家で飼おうと思っていましたが、考えがあさはかでした。家猫と接触して唾液などついた所を舐めると感染してしまい、家では飼えません。チビッ子達も月に一度の注射をするために隣町の病院まで連れていくも出来ない。考え込んでいると、先生が

「うちで飼いますよ」思わず口が開いてしまい言葉がでません。それよりもまさかそう言う言葉がくるとは思っていませんでした。「うちなら何かあれば直ぐに対処できるし、安心できると思いますので」天の声です。我慢していた気持ちの反動で涙がとまりません。自分でもこの時は泣きながら先生にお礼を何度も言っていた記憶があります。
名前は何にしますか?と言われ直ぐに出てきた名前は「ココ」でした。此処にいると、寒いなかずっと外で長い時間耐えて鳴いていたココ。今も思い出すだけで目頭が熱くなります。その後何度も面会に行きました。ココは先生の治療のおかげで見違える程に回復しました。打撲していた足もよくなり、ご飯も沢山食べて、動きまわっています。エイズは治りませんが、糖尿病も良くなり注射も今は打たない程の回復です。
とにかく人なつっこくて、顔、手に体をすりよせたり舐めてきます。首には花の形をした首輪をしていてお洒落もとても似合っています。あの時の出来事は今もこれからも忘れられない出来事です。今週また「ココ」に逢ってきます。早く抱っこしてあげたいですね。ここまで読んで頂き有難うございましたm(__)m
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NO NAME

泣けます。主さんは本当に動物が好きな方なんですね
by NO NAME (2015-10-06 11:16) 

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